『団員からのメッセージ』 (2011年春収録)
   2010年の同期入団である小澤理沙と中川裕馬が、劇団に入った理由や、

   入ってからの苦労・喜びをちょっとマジメに。

   3Sを知りたい人、入団を考えている人への、熱い?メッセージです。

 

 

-早速ですが、二人が芝居を始めたきっかけは?
小澤 私は芸能人が好きだっていうのがあって…TEAM NACSが。小学校のとき学校で演劇を観て、自分もあそこに立てたら、スポットライトを浴びてみたい、って思いました。吹奏楽をやっていてステージには立っていましたが、また違うことができるのではと思い、(ネットで)探してスリーサイズを見つけました。
-芝居でステージに立つのは初めて?(※1)
小澤 短大の時ミュージカル『サウンドオブミュージック』で立ちました。こんな身体だけど子役をやりましたよ(笑)
中川 私ね、よく覚えてないんです。何で入団したか(笑)小さい頃から芝居に興味はありました。やってみたいなーっていうのは。でも動きはしなくって。大学2年になったときに、『やってみたいと思っていることをやらずにいたくない』と思って。『あ、芝居やったことない、やっておこう』と。やらないと後悔するな、と思ったんですね。今思うと、何であんな見切り発車したのかなと(笑)
 

※1:スリーサイズに入団するメンバーの

9割以上が、演劇未経験者です。

-好きな役者さんはいますか?
中川 いますよ。漠然と。ミーハーなんで。
小澤 ミーハーって言ってるけど…どうせあれでしょ?NACSでしょ?
中川 そうですよ。
 いつも2人でNACSの話で盛り上がってるよね?

(小澤・中川、言ってるそばからNACSの話で盛り上がる)(※2)
中川 私ね、よく覚えてないんです。何で入団したか(笑)小さい頃から芝居に興味はありました。やってみたいなーっていうのは。でも動きはしなくって。大学2年になったときに、『やってみたいと思っていることをやらずにいたくない』と思って。『あ、芝居やったことない、やっておこう』と。やらないと後悔するな、と思ったんですね。今思うと、何であんな見切り発車したのかなと(笑)
 

※2:2人は免許のない中川を小澤が送迎することが多いですが、
車中のほとんどがNACSの話ばかり…芝居の話は?

-あの、そろそろ戻ってもいいですか(笑)初めて見学に来たときって、どうでした?入団の決め手とかもあれば。

2人


まず『朗読劇って何!?』って!!(笑)(※3)

中川 普通の芝居をやると思ってたんですよ。それが本を持って…『朗読って!?』って。
 
小澤 そうそう。
 
中川 芝居の経験もゼロなのに…。他の団員のベテランの可奈子さんが『どうすんの?』って悩んでるのを見て、『ベテランさんが悩んでるのに自分にできるわけないやん!』って(笑)
 
小澤 私はセリフ入れから苦しみました。
 
中川 『初めて&朗読』という二重で苦しんでいました。

 ※3:『あおいなつのにおい』は3Sで初めての朗読劇。本を持ちながらもリアルに動く、という技法に、新人である2人以外も戸惑した。

 

-中川さんはよく演出やほかのメンバーに聞いていましたよね。こうやってみたいんですけど、どうですか?とか。よく考えて台本読んでるな、と。 
中川   あの頃はアドバイスをよく聞いていましたが、言われてもできなかったですねー全然。 
-芝居が一度として同じことがなかったですよね。あれは模索していた?
中川   いえ、安定していないだけです。どん詰まりになっていた…
-嬉しかったことは?
小澤 私は『あおいなつのにおい』でいろいろな役ができてよかったなと思います。ばあちゃん役、キャスター役、アンサンブル…。特にばあちゃん役は喋り方、スピード、いかにどう伝えるか…難しかったなー。ピンでセリフを言ってるとき、『あ、今、自分のこのセリフで物語が進んでいるんだ』と思うと、嬉しかったなぁ。
中川 私は逆にそれがしんどかったんです。静かな中に私が台詞を…え!?いいんですか!?って。私ここにいて!?って。最初。慣れてなかったせいかな。あ、これ嬉しかったことじゃないですね(苦笑)。
小澤 嬉しかったこと、ないの?
中川 ありますよー。ちゃんと喋れるようになったことですね。最初声が小さくて弱いって言われてたので。腹式呼吸、滑舌の練習をしていて、『腹式ってこれか!』って。きちんと発声ができたときは嬉しかったです。
小澤 あとやっぱりお客さんに『よかったよ』って言われたことかな。
中川 うんうん。自分が出ていないシーンでも、友達に『あのシーンのあのセリフが…』とかって言われるコトも。印象に残ったシーンがあるっていうのは嬉しいですね。
-芝居を始めて、何か変わったことってありますか?
中川 私、あまり人前で喋ることやってこなかったんで、芝居を始めて、友達に最近明るくなったね、ハキハキするようになったねって言われて、あ、成長したな私、って。
小澤
自分もこんなことができるんだ、と、新しい発見でしたね。人に芝居やってるって言うと『意外だね』ってよく言われます。
中川 それは私もよく言われます。
-度胸はつきました?
中川 つきましたね。
小澤 自分がセリフを言わなきゃ話が進まないんだって。あと、スタッフとしてもいろいろな仕事をして…
中川 責任感を持つようになりました。自分の一言で相手に必ず何らかの影響を与えているんだって。学生寮の寮長をやっていて、皆の前で話すとき、いろいろな意見を聞いてまとめて…ってことも、芝居をやっていなかったら、もうグダグダだったと思います
小澤 すごいね芝居って。人生変わったよね(笑)
中川 そうですね(笑)

今後チャレンジしたい役柄はありますか?
小澤 自分のキャラからしたら…おもしろい役。でも年齢、男女関係なく、自分とかけ離れた人の役とかもやってみたいな。
中川 私はとにかくいろいろな役をやってみたいです。
小澤 裕馬は叫ぶキャラ2連続だったね。(※4)おっとりしたイメージだけど。私は…スリーサイズで小澤といえば!っていうポジションができたらいいな。
中川 それいいですね!
 

4:『あおい~』では短編「匂い」で、兄の匂いを求める

異常な妹・マキを演じ首を絞められ絶叫。     

『召喚オビデ~』では、おっとり娘・亜鈴を演じるも、

本棚のマンガをドカドカ落としながらやっぱり絶叫

お互いにやってもらいたい役は?
小澤 裕馬は年上の男性。これまではどっちかっていうと女の子!って感じだったから。普段裕馬はサバサバしてるから、それを活かした男の人やってほしいな。キザな人とか(笑
中川 りさっちはインパクトのある個性的なキャラ(※5)が続いたから、今度はごく普通の人やってほしいな。お姉さん、みたいな。

※5:『あおい~』では短編「青い夏」のばあちゃん役・『召喚オビデ~』では、胡散臭い中国人・荘を演じるが、
いずれも公演を観た人が、翌日の職場や学校でその口調をついつい真似てしまう現象が続出。
-では、次回公演の意気込みを~
小澤 次回は今の段階で決まっているのは『ザ・シリアス』ってことで。これまで動き回る役だったから、シリアスになったところでの動き、を気をつけてやりたいです。おもしろいもの作りたいな。
中川 今までやってきたことを糧に。前よりも良い演技ができるように。レベルアップしたいです。
小澤 スリーサイズのこれまでの全公演の中でいちばんおもしろかったって言われるようなものにしたいね。
中川 目標は高い方がいいですもんね。どんな役柄になっても、尻ごみせず挑戦したいです。
-これはホームページを見てくれた方、これからスリーサイズに入るかもしれない、入団を迷ってるかもしれない方が読んでくれているはず。そんな方々にメッセージをお願いします。
小澤 演劇、初めて!っていうところから劇団に飛び込んでも、芝居って楽しいなって思えた。いろいろな経験ができるよ。芝居ももちろん、スタッフワークも…人生の勉強ができる(笑)新人・未経験だからといって気ぃ張ることはないです。アットホームな空間ですので。気軽に見学に来てもらえれば。
中川 いろいろな劇団があるけど、とりあえず迷ってるなら…おいで♪
小澤 ずるいなーそれ!(笑)
中川

とりあえずおいで♪


 

芝居は、人と人との出会いと、つながりでできています。
だから、

演劇集団スリーサイズは、 あなたとの出会いを待っています。


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